フリーランスで生計を立てるための3つのステップ

こんにちは。フリーランスエンジニアのヨンです。
この記事では、フリーランスで生計を立てるために必要となるステップについてご紹介したいと思います。
私の実体験を踏まえての記事です。主にフリーランスエンジニアの方を対象としていますが、フリーランス一般に当てはまる要素もあると思います。

目次

概要

フリーランスで生計を立てるために必要なステップを簡単に言うと、以下の通りです。

① フリーランスで実現したいことや目標とする収入額を定める

② 技術を身につける(既に持っている場合は省略可)

③ 案件・顧客を獲得する

以下、順番に書いていきます。

① フリーランスで実現したいことや目標とする収入額を定める

実現したいことを見定める

ものすごく当たり前の話ですが、そもそも何のためにフリーランスになりたいのか、という点が最重要です。
例えば私の場合は、会社員生活の中で自由が無く、オーバーストレスな働き方をしていたため、人生におけるプライオリティを整理した結果、「生活を維持できる収入があれば十分。それより、時間や場所、組織に縛られない自由な生活がしたい」と考えてフリーランスになることを決めました。

実現したいことは、人によって様々だと思います。

  • ハイスキルの方であれば、会社に所属するより個人で営業した方が稼げるので独立(金銭面を重視)
  • 子育て中の方であれば、会社勤めをするほどの時間は取れないけど、一定の収入を得たい
  • 立ち上げたい事業があり、ゆくゆくは法人化を考えているが、最初のステップとしてフリーランスでスモールスタート

などなど、パッと思いつくだけでも様々なパターンがあります。
大事なのは、自分が実現したいことを洗い出して、そのための最善の手段がフリーランスなのか、しっかり見極めることです。

会社員、派遣社員、フリーランス、アルバイトなど、収入を得るための手段は色々あり、当前ながらそれぞれにメリット・デメリットがあります。
私の場合も、自分が実現したいこと(状態)をまず言語化し、それに対して各種の選択肢を比較検討した結果、フリーランスが最適と考えたので独立しました。
こうした、目的や手段については、必ず見える形で整理することをお勧めします。(紙でも電子ファイルでも、形は何でもOKです。)

目標とする収入額を決める

実現したいことと合わせて必要になるのが収入面のことです。
これに関しては、目標ラインと最低限のライン、並びに達成時期を設定しておくべきです。
もちろん人によって保有資産や他の収入の有無など、状況は異なるので一概には言えませんが、「XX年XX月までにXX円の収入を達成できていない場合は、事業の見直し又はフリーランス以外への転換を行う」など、マイルストーンは設定しておいた方がいいと思います。

なお、当然ですが、この金額が高ければ高いほど、期間が短ければ短いほど、達成は困難となります。
会社員としての収入や生活水準をそのまま引き継ごうとすると、破綻する可能性があります。
支出を圧縮して必要な金額を下げるアプローチも並行で検討するのは有効な考え方だと思います。
(私の場合、支出の優先度を見直した結果、必要な生活費を3分の1程度に圧縮することができました。その後、事業運営が軌道に乗ってきたタイミングで少しずつ使うところは使う、というスタンスで無理なくキャッシュフローを安定させることができています。)

なお、支出の見直しの過程で、ミニマリズム、ミニマルライフコストという考え方はとても参考になりました。
このあたりについても、別の機会で記事にしたいと思います。

② 技術を身につける(既に持っている場合は省略可)

フリーランスとして独立するためには、収入を得るための手段が必要となります。
自分が事業の中核とすることに対して技術が不足している場合は、技術習得を行う必要があります。(例:プログラミングスキル、ライティングスキル、商品知識、サービス知識)

このブログをご覧いただいている方はフリーランスエンジニアを目指されている方が多いと思いますので、ここではその前提で書かせていただきます。
ウェブ制作やプログラミングのスキルを身につける方法としては、以下のような方法が挙げられます。

  • 独学(書籍、ウェブサービス等)
  • プログラミングスクールの利用
  • 制作会社等への就職

例えば私の場合、過去にSEや発注側としてのサイト制作経験はあったので独学で基本的な部分を学んだ上で、案件実施や営業面で生きたスキルを得るため、マンツーマン形式のプログラミングスクールを利用しました。
場合によっては、一度制作会社等に就職してスキルを身につけてから独立する方法もあります。

ご自身のスキルレベルや費用対効果を踏まえて最適な選択肢を組み合わせることが重要です。

③ 案件・顧客を獲得する

せっかく技術を身につけても、収入を得られなければ意味がありません。(少なくとも「生計を立てる」という観点では)
ですので、案件・顧客の獲得が必要になるのですが、ここが最後にして最大の難関かもしれません。

案件獲得経路

フリーランスエンジニアの場合、例えば以下のような方法があります。

  • クラウドソーシングでの受注(ココナラ、ランサーズ、クラウドワークスなど)
  • 知り合いからの依頼 又は 紹介
  • 飛び込み営業(例:近所の飲食店に直接売り込みを行う)
  • 制作会社等の業務委託(エージェント経由)
  • 制作会社等の業務委託(直接応募、リファラル)

上記のうち、自分に適したものを選択、または組み合わせる形になります。
例えば私の場合、最初や知り合いからの依頼とクラウドソーシングで実績を積み、そこからウェブスクールのインストラクター(業務委託)を並行しています。

最初のうちはどれが案件獲得につながるか分からないと思いますので、なるべく幅広く試してみることをお勧めします。
ココナラでの初期の営業のコツについては以下の記事で書いていますので、合わせてご覧ください。

継続的に案件受注するために

上述の通り案件獲得の経路は様々ありますが、一過性で終わらせないために、必ず意識してほしいことがあります。
それは、ビジネスとして当たり前のことをきちんとやることです。

  • レスポンスはできる限り早く丁寧に行う
  • お客様のニーズを正確に汲み取る
  • 聞かれたことに対して適切に回答する
  • 要望に対してなるべく柔軟に対応する。できない場合も、理由を明確にし、できる限り代替案を提示する

例えばクラウドソーシングなどでは継続受注のために評価が重要になりますが、高評価をコンスタントに取るためには、上記のような当たり前のことをしっかりして、お客様と適切なコミュニケーションをとることが最大の近道です。
たとえ高い技術力で素晴らしいウェブサイトを作ったとしても、コミュニケーションの過程でお客様から信頼を得られなければ、継続的な受注にはつながりません。

もちろん高い技術力があるに越したことはありません。
しかし、コミュニケーションはそれを補って余りある武器になることを常に意識してください。

おわりに

今回は、フリーランスで生計を立てるためのステップについて整理してみました。
比較的概論的な内容の記事でしたので、それぞれの詳細については、別の機会でより詳しく書きたいと思います。
また、私が実際に生計を立てられるようになった過程についても記事にしていますので、よろしければ合わせてご覧ください。

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